【芝の張り方】元造園業者が教えます!
芝張りをDIYでやってみよう!
そろそろ、芝張りの季節がやってきますね。
造園会社で働いていたころは、芝張りの仕事もいっぱいありましたので、それにより得た芝の張り方の情報や知識を紹介したいと思います。
しかし、まだ焦って「黄色い芝」は買わないようにしたほうがよいかと思います。
もう1~2か月待てば、上質な「青くて重い芝」が出てくるので、それまで待ちましょう。
それまでに、道具を用意したり、張る場所の石を拾ったり、
土をほぐし、たいらに整地をしたり、出来ることをやると良いかと思います。
<芝張りの重要ポイント>
●梅雨に入る前に張る。真夏に張るのは避けましょう。
●青くて重い良い芝を買う。
●石や砂利をしっかり取り、できるだけ平らにする。
●芝をしっかりと踏みつけて土と密着させる。
●曇りまたは雨の日に張るのがおススメ。
●張って3~4か月はほぼ毎日たっぷり水をあげる。
<芝張りの流れ>
①床均し(土をほぐし平らにしましょう)
⇑上のようなアメリカンレーキを使って、土をほぐして、平らに均していきます。石はなるべく取っていきます。
※砂利や石があまりにも多い場合や、土質が悪すぎる場合は、レーキなどで2~3センチほど隙取って、芝用の土などを敷きましょう。
※この土を柔らかくし平らにする作業は最も重要ですので、しっかりやるべきです。
硬いままの土だと、根が付かず枯れます。
平らじゃなくデコボコだと、芝を張ってもデコボコになりますし、芝刈りが出来なくなります。
なので、この作業は丁寧にしっかりやるべきです。
②芝を張っていきます
目地張りという少し隙間をあけながら張るのがおススメです。
※晴れていて暑いときは、張りながら水を撒いていきましょう。
③散水をします
張り終わったら、ビシャビシャになるぐらい、これでもかというぐらい水をまきます。
④芝を叩きます(空気を抜き土と芝を密着させます)
⇑上のような角スコップや、芝叩きの代わりになる道具で、しっかり芝と土が密着するように押し付けていきます。
足で踏むのも効果的です。
根っこに空気が触れると枯れる原因なので、しっかり土と密着させましょう。
※造園業者はローラーなどを使いますが、なかなか用意できないと思いますので、このようにやります。
⑤目土をします。
ホームセンターなどでも売っています、目土用の土を使います。
肥料入りがおススメです。
目地のすきまを中心に目土を撒いていきます。
少し硬めのほうきなどで、全体になじませていきます。
仕上げに水を強めにまいて、目土を芝の中に入っていくようにします。
<青くて質の良い芝を手に入れる方法>
3月~4月頃にホームセンターに出始めの黄色く枯れている芝は買ってはいけません。
売れ残りで入荷から時間がたっている芝はやめましょう。
その次くらいの5月くらいに入荷し始める真っ青な芝が出てくるまで待ちましょう。
なるべく入荷したての芝を手に入れるのが良いです。
可能ならば、ホームセンターや、インターネットなどで注文して新鮮な芝を手に入れることもできます。
私はホームセンターの売れ残りの黄色い芝を買ってしまい、後悔しました。
良い芝の条件は、葉が多く真っ青で、根っこが多く、重い芝です。
このブログの芝張りの工程がわかりにくい場合はこのコメリのサイトがすごくわかりやすいです。このブログと合わせてお読みください。