【造園会社で働いてわかったこと 良い所 悪い所】
造園会社で働いてみてわかったメリット・デメリット(良い所 悪い所)をまとめてみました
造園業、植木職人、庭師などに憧れる人は多いと思います。
私も造園の仕事に興味を持ち、2年間、実際に造園会社で正社員として働き、
2年間という短い期間ですが濃密な時間が持てました。
すごく得るものも多かったです。
やはり実際に造園会社で働いてみると様々な事がわかり、良い所と悪い所が見えてきました。
造園会社によって全く違うと思いますが、私が思った事などをまとめてみました。
造園業・植木職人の良い面
⚫︎木や花に詳しくなる
造園にかかわると、木や花に詳しくなります。
そのため、普段から外を歩いているだけで、木や花の事が分かるので楽しくなります。
庭を見るのが習慣になって、いろんな庭を見ては、キレイな手入れされてるなぁとか、あの花はきれいだなぁとか、以前に比べて数倍、木や花を見るのが好きになりました。
⚫︎天気の良い日は、仕事が気持ち良い
夏や冬は少し厳しい日もありますが、外仕事が好きな人にはすごく良いと思います。
春や秋は最高の季節になります。
気温もちょうど良く花や葉もキレイですので、気持ちよく仕事が出来ました。
何より、外で汗水流して、泥だらけになって働くのは大変ですが、気持ちい面も大きいのではないでしょうか。
⚫︎毎回、違う現場に行けるので、飽きにくく、新鮮
造園会社の仕事は、常に現場が変わります。
長くても数か月、ほとんどは数日から数週間で変わります。
半日かからないこともあります。
なので、1か月の間に十数か所の現場を行き来することが多いので、いろいろな現場を見ることが出来ますので、毎回仕事は新鮮です。
⚫︎季節を肌で感じられる。
室内の仕事だと、エアコンも効いているため一年中同じ環境ですが、
造園会社の仕事は常に自然が相手なので、常に天気予報を見て服装や一日の行動を考えます。
また花や木を見て、真っ先に季節を肌で感じることが出来ます。
⚫︎キレイに上手く剪定や刈り込みが出来たときは達成感がある。
松の選定などはある程度続けなくては難しいですが、他の簡単な刈込などはすぐにやらしてもらえると思います。
騒然として、汚い庭をキレイに刈り込んで剪定し終わった後、キレイな庭を眺めるのは、凄く達成感があり気持ちいものです。
⚫︎早くに帰れる。残業が少ない。(会社によりますが)
現場が中心の作業員は、暗くなったら作業はできないので、早く帰るのがほとんどではないでしょうか。
ただし、現場監督や、事務作業がある場合は遅くなる場合もあります。
⚫︎一服(休憩)が多い。
土木系の仕事は、体力も使うし疲れていると危険なので、しっかり休憩をとる職人さんが多いように思います。
民間の庭手入れの場合は10時と15時にお茶を出して頂ける事もあります。
民間の庭の手入れの場合、施主さんにお茶を出していただけることが多いため、強制的に休憩になることもあります。
⚫︎関連資格が取れる
大型免許、バックホーや、玉掛けクレーン、造園施工管理技士、土木施工管理技士、資格が取れる。(会社によりますが)
関連する資格が多くわかりやすいキャリアアップが図れる職業でもあります。
造園業・植木職人の悪い面
⚫︎冬場の雨や雪の日の仕事は寒くてキツイ。
雪でも雨でも。造園業はほぼ外仕事になります。
なので、冬場や雨の日の作業もあります。
冬は雪かきを仕事にしている会社もあるかと思いますし、冬の閑散期は公共の土木工事をしている会社もあります。
⚫︎夏場の現場は暑い。
夏場も、当然熱い日も仕事をやります。
半袖だと、虫に刺されたり、枝などで怪我をする可能性も高いので、夏場でも長そでを着用しますので、少し暑く感じることもあります。
⚫︎頻繁に虫に刺される。
木や、植物を扱っていると、様々な虫がいます。
蚊には良く刺されますし、蜂に刺されることも少なくありません。
そのため、長そでを着たり、蚊取り線香や虫よけスプレーなどを使う感じになります。
⚫︎高いところに登ったり、重い植木を扱うので、ケガが多く、命の危険性が高い。
クレーン車が入れないような現場では、10m以上の三脚に登っての作業も少なくないので、注意が必要です。
何百キロの植木や、石なども扱うこともありますので落下の可能性も考えられますし、刃物やチェンソーなども使いますので、怪我のリスクが高い仕事でもあります。
⚫︎給料が安い(会社によりますが)
会社にもよるかと思いますが、給料は比較的低い傾向があるようです。
しかし、関連資格が多く、分かりやすいキャリアアップを図れる職業でもあります。
⚫︎独立も出来る
主に選定作業や庭のメンテナンスであれば1人でも出来るので、私の周りでは独立している方も何人かいました。
⚫︎泥だらけになったり、埃だらけになったりする事が多い。
雨の日も、カッパを着て作業するのは、当たり前にやっていました。
土砂降りだと、カッパもほとんど意味なくなり、泥だらけになってトラックに乗って帰る、なんてことも頻繁にあります。
ただ、逆に大人になって、泥だらけになって仕事出来るということは、ほとんどの方が経験ないと思いますので、楽しいと思えることもありました。
⚫︎男くさい職場がほとんど(会社によりますが)
まれに、職人で女の人を見かけることがありますが、現場で働く人は男が多いです。
しかしデザイン・設計など事務職は、女の方もいます。
⚫︎職人気質な人が多く、口が悪い人が多い。(会社によりますが)
最近では、若い人も見かけるようになってきましたが、年配の方々は口の悪い人たちが多いように思います。
本人は、普通に注意したりしているつもりなんでしょうが、若い人にとっては、怒鳴られてるように聞こえてしまうこともあります。
⚫︎近年、新築時には庭に植木を植える人が少なくなってきている。
近年、新築される土地や庭を見ていると、土地自体が小さく、庭がほとんど作れなかったり、草木を植えるのはメンテナンス費用もコストがかかるので避けられる傾向にあります。
しかし、神社やお寺、観光地などの歴史的な建物があるような地域では、庭を大切にするようなところもいっぱいありますので、そのような地域に移住したりして、職を得るという方法もあります。
仕事内容は会社によって様々です
公園や施設から民家の庭の植木剪定、芝刈り、草むしり、落ち葉拾いまで。
土間コンクリートや、塀、フェンスなどのエクステリア施工。
市や県のU字溝の工事、舗装工事などの土木業もやる造園会社もあります。
私の会社は、花屋もやっていて、観葉植物のリースなどもやっていました。
私が植木職人を辞めた理由は、腰痛もあったり、ケガが多く、命の危険性が高い事が理由で辞めました。
仕事自体はやりがいもあり、慣れれば楽しくなってきます。
外で動くのが好きで、木や花の世話が好きな方には凄く良い仕事だと思います。
基本の剪定ばさみ、切れ味抜群で太い枝も簡単に切れます。
多くのプロご用達メーカーで、丈夫でメンテナンスもしやすく、おススメです。
ツツジやサツキなどの低木、コニファーなどの木の刈込に最適な刈込バサミです。
こちらもプロご用達のメーカーで、少し高いですが、安い物とは段違いの切れ味と丈夫さです。
私も愛用しています。剪定ばさみでは切れない、枝などを切るときに使います。
生木はもちろん、DIYなど木工にも使えます。 替え刃もホームセンター売っているところが多いメーカーなのでおススメです。
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